Textile Workshop ~日本の素材を学ぼう!~
テーマ:
“豊島(株): 廃棄食材を活用したフードテキスタイルについて”
“東レ(株): 合成繊維におけるサステナブルと自社の取組みについて”
新型コロナウィルス感染症拡大により、様々な産業で価格のみを重視し人件費の安価な原料で製造することに疑問を抱くムードは継続しており、「サプライチェーン」の見直しが提唱されております。一方で不安定な世界情勢の時代に入り、物流や為替の問題など企業のみならず一般消費者にも国内生産での安定した供給への意識が高まっています。
また、サステナブルに対する一般消費者の意識も小売店やCM等を通して、だいぶ浸透しています。行き過ぎたサステナブル意識は、洋服自体のリサイクルを推奨する方向に向かいますが、新しいものを欲する人の欲求を満たす側面も必要であり、改めて、繊維・ファッション業界においても、21世紀型の日本製素材を深堀りする時代の到来を感じます。
そのような時流の中で、なぜ、日本製素材が差別化に寄与できるのか?また、日本製素材とはどのような産地で製造され、どのような特徴を有しているのか? そして、サステナブルに関して言うと、その洋服がどのようにサステナブルなのか?もの余り日本で、モノを製造するのにあたり今、その製品の持つ“ストーリー”も一般消費者の消費マインドを動かす要因になっております。
日本の産地企業が集結するPremium Textile Japan(以下、PTJ)において、企業名だけ、取扱い商材だけ、そして見た目、風合いだけでサンプル依頼することから一歩踏み込んだ見方をし、その素材が持つ背景を知ることで素材商談会の見方にも新たな目線が生まれるのだと思います。
そこで、アパレル・服飾雑貨メーカー、小売り、デザイナーメゾン等の若手社員を対象に、日本の素材産地レクチャーを行ない、日本製素材への認識を深めていただく学びとビジネスを連携させた“Textile Workshop”を開催いたします。
これまでの“Textile Workshop”より
開催概要・受講者募集
◆ | 開催日時 | : | 2022年5月25日(水)・26日(木) 各日10:30~(60分) | |
◆ | 開催場所 | : | PTJ会場内・特設レクチャールーム(ビジネスラウンジ) | |
◆ | 募集対象 | : | アパレル・服飾雑貨メーカー、小売り、デザイナーメゾン等に勤務し、商品企画・素材仕入れに携わる職歴5年未満の若手社員 ※学生不可 |
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◆ | 定員 | : | 各回15名 |
ワークショップ
第1部 基礎講座 | ||||
【講師】JFWテキスタイルコーディネーター:井上 佐知子 氏 / 久山 真弓 氏 | ||||
25日(水) | * | 日本の素材産地とは | ||
* | 繊維素材におけるサステナブル入門 ⑤ | |||
26日(木) | * | 日本の素材産地とは | ||
* | 繊維素材におけるサステナブル入門 ⑥ | |||
※2021年5月展及び12月展開催のPTJでは、この“Textile Workshop”にて“サステナブル”をテーマに開催し、大きな反響をいただきましたが、今回にて“サステナブル”をテーマしたシーズンは、一旦終了する予定です。 |
第2部 サステナブルレクチャー
25日(水) <廃棄食材を活用したフードテキスタイルについて>
【講 師】 豊島株式会社 八部七課 谷村 佳宏 氏
1841年創業。世界各地から原料・糸・生地の買付け・販売や、最終製品の企画から生産管理、納品まで一連のプロセスを手掛けファッション産業のあらゆる過程において総合的に事業を展開。また、持続可能なライフスタイル提案企業としてさまざまなサステナブル素材の開発と提供、そしてテックベンチャーへの投資やスマートウェアの開発を推進しています。 |
26日(木) <合成繊維におけるサステナブルと自社の取組みについて>
【講 師】 東レ株式会社 本社 新流通開拓室 横川 美都 氏
東レは、有機合成化学、高分子化学、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーをコア技術とし、繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリング、ライフサイエンスといった様々な分野に素材を供給する総合化学企業です。地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献するグリーンイノベーション事業の技術・製品開発を推進し、社会全体の2050年カーボンニュートラル実現と同時に自社のカーボンニュートラル達成を目指しています。 |
第3部 テキスタイル合同展示会 来場のノウハウ/Q&A
【講師】JFWテキスタイル事業 コーディネーター:兼巻 豪 氏
PTJなどテキスタイル合同展示会の商談やブースの見かた等のノウハウを解説します。
>>> 受講申込みの受付は終了しました。